【ソウル30日聯合ニュース】行政安全部は30日、官民軍の統合防衛態勢の点検に向け毎年1回実施される「乙支演習」の準備報告会を開いた。ことしの演習は来月16~19日に行われる。
 行政安全部は、ことしが朝鮮戦争開戦60年に当たり、海軍哨戒艦「天安」沈没事件が発生した点などを踏まえ、実戦に備えた内容の演習となるよう準備したと説明した。
 ことしは初めて戦時職制編成訓練や、戦時予算編成と戦費運用に関する演習が行われる。また、11月にソウルで開催される20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)に備えた対テロ訓練やサイバーテロを想定した訓練も実施される。このほか、接戦地域では官民軍合同の住民移動演習、抜き打ちの民防空訓練、エナジー市民連帯主管の消灯行事も予定されている。
 ことしで43回目を迎える乙支演習は、全国の市郡区の行政機関や主要重点管理指定業者など4000を超える機関や企業が参加する。



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