【ソウル15日聯合ニュース】韓米は、来月3~28日にニューヨークで開かれる核拡散防止条約(NPT)再検討会議の終了後、両国原子力協定の改正協議に本格的に取り掛かるようだ。政府筋は15日、核不拡散と平和的な原子力の利用問題が協議されるNPT再検討会議が終わってから、協定の改正を話し合うのが望ましいというのが大方の意見だと伝えた。
 また、パイロプロセッシング(乾式再処理)の韓国での導入問題については、韓米が共同で妥当性の研究・調査を実施する方向でまとまったと説明。原子力協定の改正交渉とは別途に協議することを前向きに検討しているという。
 パイロプロセッシングは、核拡散リスクがあるプルトニウムを抽出しないまま使用済み核燃料を再加工し、核燃料として再活用する工法。韓国の原子力専門家らは核拡散の恐れが低い「平和的再利用」だと強調しているが、米国の一部不拡散論者らは、既存の「湿式再処理」技術と大きな差がないと主張している。



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