冬季五輪で歴代最高の成績を挙げた韓国選手団=(聯合ニュース)
冬季五輪で歴代最高の成績を挙げた韓国選手団=(聯合ニュース)
【バンクーバー27日聯合ニュース】2010年バンクーバー冬季オリンピックで、韓国代表は冬季五輪で歴代最高の成績を挙げた。
 韓国が獲得したメダル数は金6、銀6、銅2の計14個。冬季種目に強い米国、ドイツ、ノルウェー、開催国のカナダに続き、総合5位だった。2006年トリノ五輪(金6、銀3、銅2、総合7位)以来、4年ぶりに最高成績を更新した。閉幕式前日の27日、韓国選手団の善戦と冬季スポーツ発展を祝い現地で開かれた「韓国選手団の夕べ」も、メダリストをはじめとする選手団、大韓体育会役員、国内外の取材陣など200人余りが出席し、盛況だった。
 今大会は金メダルの数はトリノと同じだが、質的には比べものにならないほどの大きな成果を得たと評価される。
 まず韓国は、冬季五輪の15基本種目のうち、アイスホッケーとカーリング、ノルディック複合を除く12種目に46人の選手を送り込んだ。これは2002年のソルトレークシティー五輪の48人に次ぐ規模。今大会は特に、ボブスレーとリュージュ、スケルトンの3種目に初めてそろって出場したほか、スキーではジャンプとスノーボード、フリースタイルにも参加するなど、出場種目が多様化した。
 メダルの内訳をみると、トリノではスケート・ショートトラックのアン・ヒョンスとチン・ソンユが男女そろって3冠となり金6としたが、バンクーバーでは初めてスピードスケートで3つの金メダルを獲得し、新たな時代を迎えた。
 競技初日の13日にイ・スンフンが男子5000メートルで銀メダルをもたらしたのに続き、モ・テボムが15日に男子500メートルで韓国スピードスケート初の五輪金メダリストに輝いた。さらに翌日には女子500メートルでイ・サンファも金メダルを獲得し、500メートルでアベック優勝を飾った。イ・スンフンは23日には1万メートルで金メダルを追加し、韓国は一気にスピードスケートの強豪に浮上した。
 韓国のハイライトは、25日の女子フィギュアスケートだった。キム・ヨナが完ぺきな演技で世界歴代最高点をマークし、再び世界を驚かせた。
 得意のショートトラックは例年に比べメダル数が減ったものの、韓国のメダル獲得可能種目が広がり、冬季スポーツ発展の新たな契機となった。

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