弔問団派遣は平壌でも関心事だった、朝鮮新報

【ソウル25日聯合ニュース】在日本朝鮮人総聯合会（朝鮮総聯）の機関紙で北朝鮮の立場を非公式に代弁する「朝鮮新報」は25日、故金大中（キム・デジュン）元大統領を追悼する北朝鮮弔問団派遣のニュースは、数日間、平壌でも関心を集めと伝えた。弔問団が李明博（イ・ミョンバク）大統領を表敬訪問し南北関係を発展させていく問題を討議したというニュースに、平壌市民は歓迎する反応だという。平壌市民はこうした「突然の局面転換」にも特に当惑する様子はなく、「すべては将軍様（金正日（キム・ジョンイル）総書記）の意」として金総書記の決断に絶対的な信頼を見せていると強調した。
　同紙はまた、現代グループの玄貞恩（ヒョン・ジョンウン）会長が金総書記と面会したことに関し、「北側では今日の事態進展を緊張緩和に向けた一過性の変化と見る観点はない」とし、朝鮮半島をめぐる情勢が大きく転換しつつあると述べた。弔問団の青瓦台（大統領府）訪問を機に、これからは「後戻りしない変化」が始まるべきだと主張している。