【ソウル21日聯合ニュース】法廷管理(日本の会社更生法に相当)を申請した双竜自動車に対し、政府は国際レベルの労働生産性を確保するよう求め、これを受け入れなければ政府と債権団は一切の支援を行わないと伝える方針だ。
 知識経済部当局者は21日、双竜自が政府と債権団の支援を受けるには、これに見合った生産性を備えるべきだと述べた。具体的にどの程度生産性を確保すべきか伝えるのは難しいが、少なくとも現代自動車など国際レベルに達する必要があるとしている。販売が大きく落ち込んだ現状では、短期間で生産量を急激に増やし生産性を高めることができないため、実質的に社員を半分ほど減らす必要に迫られそうだ。

 政府はあわせて、経営放棄したものの依然として筆頭株主である中国・上海汽車集団の中国国内販売ネットワークを積極的に利用するよう、双竜自に促す方針だ。中国のスポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)市場が高成長を遂げている一方、伸び悩む国内SUV市場での販売では再生が難しく、中国での販路を探さない限り双竜自の活路も見い出し難いとの判断によるものだ。

 知識経済部関係者は、上海汽車集団が経営権を裁判所に渡したものの、減資などを行っていない状態では中国で販売するモデルが必要となることから、中国での販売拡大が求められると説明した。

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