韓相律(ハン・サンリュル)国税庁長=13日、ソウル(聯合ニュース)
韓相律(ハン・サンリュル)国税庁長=13日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル16日聯合ニュース】「絵画上納」「年末ゴルフ」疑惑が取りざたされていた韓相律(ハン・サンリュル)国税庁長が、ついに辞任の意を表明した。
 国税庁の金敬洙(キム・ギョンス)報道官によると、韓庁長は「15日夕方に青瓦台(大統領府)に正式に辞意表明した。いつも心は空っぽの状態だった」と話したという。ただ金報道官は、辞意表明は疑惑を認めたためかとの質問に対し、「そうではないが、道義的に負担を感じ国政運営を考慮し表明したものと承知している」と述べた。

 絵画上納と関連しては、収賄罪で実刑判決が確定している全君杓(チョン・グンピョ)前国税庁長の夫人が12日、2007年に当時次長だった韓庁長から抽象画を受け取ったと主張、韓庁長が人事請託のために高価な絵画を贈った疑惑が提起されてきた。また、昨年末に慶州税務署の完工式に出席するため地方に向かった韓庁長が、慶州・浦項地域の有力者らとゴルフをした事実が明らかになり、野党などから解任要求が上がっていた。

 一方、青瓦台は辞表を受理する方針を固めたようだ。17日にもこれを受理し、すぐに後任選びに入るとみられる。青瓦台は国税庁内部の反目や前職国税庁長らの相次ぐ拘束などを考慮し、外部人事を検討しているが、スムーズに行かない場合は国税庁出身者の起用を考慮しているという。


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