【ソウル14日聯合ニュース】国際的な格付け機関、米ムーディーズ・インベスターズ・サービス傘下の調査会社ムーディーズ・エコノミー・ドットコムは14日、韓国経済は世界的な景気下降に伴う輸出の減少で、ことし上半期まで低迷を続けるとの見通しを示した。
 同社のメルサー首席エコノミストは報告書で、韓国政府と韓国銀行が大規模財政支出と金利引下げで景気浮揚に当たっているが、輸出鈍化に伴う低迷を防ぐことは難しいと述べた。輸出の回復には少なくとも6か月以上待たなければならず、生産部門の回復も下半期になると予測した。

 また、ことしは韓国経済にとってアジア通貨危機直後の1998年以来、最悪の年になるが、国内総生産(GDP)成長率はマイナス0.2%と予想され、マイナス7.0%に達した当時に比べれば、低迷の程度は軽いだろうと述べた。

 金融市場不安はヤマを超えたと見られるが、世界的信用危機が再発すれば、低低迷期間は長くなると指摘した。

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