【ワシントン13日聯合ニュース】バーシュボウ前駐韓米国大使は13日、北朝鮮は今後も背水の陣を敷き核保有国として認められようと手を尽くすだろうとし、6カ国協議を通じた核施設無能力化検証は長期を要する大変なプロセスになるとの考えを示した。米ワシントンで米州韓人の日(コリアン・アメリカンデー)および韓米経済研究所(KEI)創立記念式の基調演説を通じて述べたもの。
 バーシュボウ前大使は、北朝鮮による寧辺核施設の冷却塔爆破など無能力化プロセスで相当な進展があったものの、先月には核検証の文書化をめぐり再び後退をみせたと指摘。6カ国協議を通じた北朝鮮核検証は依然として実行可能だろうが、その見通しは不透明だとした。「北朝鮮のリーダーと強力な軍部が核兵器とプログラムを放棄しようとしているのかどうかさえ確実ではない」と指摘している。

 一方、バーシュボウ前大使は韓米自由貿易協定(FTA)にも言及、オバマ次期米政権で非常に難しい挑戦課題になるだろうが、韓米がFTAによる経済利益を享受しようとするなら、親善と創意的な努力を続け必ず解法を探し出す必要があると述べた。

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