【ソウル28日聯合】中朝間を流れる鴨緑江と豆満江に存在する島・砂島の多くが北朝鮮に属しているとの研究結果が示された。
 西京大学の徐吉洙(ソ・ギルス)教授は28日、1962年に北朝鮮と中国が締結した中朝辺界条約議定書を分析した結果、鴨緑江と豆満江に451の島と砂島(102.6平方キロメートル)が確認されたと明らかにした。ソウル・培材学堂歴史博物館で開催された高句麗渤海学会で、「白頭山・鴨緑江・豆満江国境研究」と題した論文を通じ発表した。

 確認された島は264か所が北朝鮮に、187か所が中国にそれぞれ属し、面積上では北朝鮮に属する島が87.7平方キロメートルと全体の85.5%を占め、中国(14.9平方キロメートル)の6倍以上に達した。

 徐教授はこれについて、「条約締結前に一方の公民が居住したり農業を営んでいる島はその国の領土になるという中朝辺界条約第2条第1項によるもの」と説明した。住居原則により領土が分けられたのであって、中国が白頭山を渡さない代わりに鴨緑江の島々を北朝鮮に譲歩したというのは憶測だとの主張だ。

 また、同条約第7条と第8条を基に、白頭山付近の国境地帯28か所の位置を確認し、地図に表示した結果、1909年の間島協約当時に比べ減少した面積は多くなく、北朝鮮が同条約締結の際に朝鮮戦争参戦の見返りとして中国に白頭山の一部を譲り渡したという説も事実とは異なると明らかにした。




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