【ソウル30日聯合】青瓦台(大統領府)は30日、韓米通貨スワップ協定の締結は「韓米共助が生み出した結実」と評価した。
 青瓦台の李東官(イ・ドングァン)報道官は定例会見で、今回の結果は緊密な韓米共助関係が維持されていたこそ得られたとし、首脳外交の重要性が改めて立証されたと述べた。今回、米国と通貨スワップ協定を締結したのは韓国のほかメキシコ、豪州、シンガポールで、いずれも戦略的に米国と密接な関係にあると指摘した。

 また、この協定締結は、米国産牛肉追加交渉、米地名委員会(BGN)の独島領有権表記原状回復、金融危機対応を協議する20か国・地域(G20)の緊急首脳会議(サミット)開催提案に続く、韓米共助の4つ目の贈り物だとし、G20に韓国が出席するのもブッシュ大統領の配慮の結果だと述べた。

 通貨スワップ協定締結の背景については、企画財政部の姜万洙(カン・マンス)長官が先の国際通貨基金(IMF)総会に参加した際、おおむね話を詰めてきたと明らかにした。また、米連邦準備制度理事会(FRB)の下に位置するニューヨーク連邦準備銀行の総裁から協定締結の了解を得ていたという。李明博(イ・ミョンバク)大統領が27日施政演説で「通貨危機はない」と重ねて強調したのも、こうした報告を随時受けていたためだと説明した。また、実務交渉過程では韓国銀行が多くの役割を果たしたとし、今回の結果は韓国銀行と企画財政部の合作品だと評価した。

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