木浦海洋警察埠頭(ふとう)に押送される中国漁船=27日、木浦(聯合)
木浦海洋警察埠頭(ふとう)に押送される中国漁船=27日、木浦(聯合)
【木浦28日聯合】全羅南道・西南海で違法操業を行っていた中国漁船を検問・調査していた海洋警察官が死亡した事件で、木浦海洋警察署は28日、中国漁船の船長ら船員11人を特殊公務執行妨害致死と排他的経済水域(EEZ)法違反の疑いで緊急逮捕したと明らかにした。検問調査のため漁船に乗り込んだこの海洋警察官を鈍器で殴るなどした船員3人については殺人罪を適用する方針だ。
 海洋警察関係者は、現在は検問当時の状況を撮影した映像の画質改善作業を行っており、船員らの調査が終わり次第、全員の拘束令状を申請する計画だと話した。船員らは当初、容疑を否認するなど調査に応じなかったが、暴行の事実を陳述するなど、心境の変化がみられているという。

 死亡した海洋警察官は25日午後、全羅南道新案郡・可居島海域で違法操業が疑われる中国漁船を発見し、検問調査のため乗り移ろうと欄干をつかんでいたところ、船員3人が駆け寄り、このうち1人が殴りつけ、海に墜落させた。


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