【ソウル28日聯合】2012年から朝鮮半島の戦時作戦権を単独行使することになる合同軍司令部の編成と創設時期などのアウトラインが固まった。
 合同軍司令部は韓米連合司令官が行使する作戦権を2012年4月17日付で引き継ぐ、戦時・平時に陸海空軍の戦闘部隊を指揮する韓国軍の司令塔といえる。合同軍司令部の司令官は合同参謀会議議長が兼任する。別にした場合にはそれぞれを補佐する参謀陣と組織が必要なり、組織が肥大し効率的ではないためだ。

 合同軍司令部の創設に従い、人事・軍需、情報、作戦、戦略企画の4本部体制の合同参謀本部組織は人事と軍事中心に縮小し、情報と作戦、戦略企画本部は合同軍司令部に編成される見通しだ。ある軍関係者は、司令官の下には中将級の副司令官か参謀長を置く方向で編成されるだろうと伝える。合同参謀本部の組織改編は年末までに終わり、合同軍司令部は来年4月1日に創設される見通しだという。

 合同軍司令部の庁舎は国防部の新庁舎横に2011年6月までに新築されるようだ。この建物には、米軍との円滑な作戦協調のために新設される両軍参加の同盟軍事協調本部も入る予定。一方、合同軍司令部の創設にあわせ、米軍側には韓国司令部が2010年10月ごろに設けられるといわれる。軍関係者は、韓米連合司令部が解体されれば、その人員が合同軍司令部と米国の韓国司令部にそれぞれ配属されると話す。また、2011年10月までに共同作戦に向けた指揮・統制・通信・情報体系を開発することになるとした。

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