【ワシントン6日聯合】米国に亡命した脱北者のチョ・ジンヘさんが、北京五輪を目前に控え、中国政府による脱北者検挙・北朝鮮強制送還の中断を求めてハンガー・ストライキを続けている。
 チョさんは北京駐在の国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)で保護を受けた後、3月に米国入りした。中国政府に脱北者検挙と強制送還の中断、脱北者への難民地位認定、脱北者の第三国行きの許可などを求め、2日からワシントンの駐米中国大使館前でハンストを行っている。

 チョさんは5日に聯合ニュースとのインタビューで、中国でさまよっている脱北者は飢えに苦しみ食糧を求めて中国へ行くが、北朝鮮に強制送還されれば国に背いたとして厳しい処罰を受け、死刑になることもあると話した。脱北者は違法な越境者ではなく難民だとし、中国当局の脱北者人権弾圧を強く批判している。

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