斗山重工業は27日、アラブ首長国連邦のドバイに「淡水研究開発(R&D)センター」を設立したと発表した。次世代大容量淡水技術開発、大型中心の淡水事業から中小型淡水事業と水処理分野への拡大を目指す。

 設立された淡水R&Dセンターは、斗山重工業を含め斗山グループ初の海外研究開発センターとなる。200万ドルを投じ、試験計測装備などの先端研究施設を備える予定だ。現地の専門研究者や米国の斗山ハイドロテクノロジーの研究者など30人余りの研究チームが技術開発を担当する。

 同社はこの淡水R&Dセンターで、超大型高効率多段フラッシュ法の開発、中大型多重効用法の独自技術開発、逆浸透法の淡水化設備事業の強化を図るとともに、中東・アフリカ地域の淡水営業の拠点に育成する計画だ。特に、大型淡水設備の水生産能力を既存の6万7500トンから9万トンまで30%以上拡大した超大型淡水設備を開発し、大容量を希望する中東の需要に合わせることで、世界シェア1位を維持していくとしている。また、淡水R&Dセンターと昨年米国に設立した斗山ハイドロテクノロジーが保有する逆浸透法基幹技術を連係させ、淡水設備はもちろん、浄水や廃水処理などの水処理事業にも領域を拡張していく方針だ。


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