統一部の李鍾ソク(イ・ジョンソク)長官は31日、最近発覚したスパイ団事件と関連し、「スパイが来たからと包容政策が失敗したとは思わない」との認識を示した。国会統一外交通商委員会で行われた統一部への国政監査で、野党議員から「盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権の包容政策が北朝鮮の核爆弾とスパイ事件を招いた」と指摘されたことに答えたもの。

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 また、包容政策ではスパイの数を減らすことはできるが、完全になくすことはできないとし、どのように減らしてきたかが問題であり、完全になくせる状況まで来たとは考えていないと述べた。

 一方、民主労働党の訪朝をめぐる議論については、国民が選択した政党のひとつとして申請しただけに、拒否する法的な根拠はないとして、訪朝許可の判断は適切だったとの考えを示した。また、スパイ団事件には捜査により真相が明るみになってから評価するべきとし、個人的には現在進められている捜査については何も知らず、どのような報告も受けていないと述べた。


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