北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の右腕とされる張成沢(チャン・ソンテク)朝鮮労働党組織指導部第1副部長が27日、中国共産党中央政治局員で北京市委員会書記の劉淇氏と北京で会談した。張副部長は、金正日(キム・ジョンイル)総書記の実妹、金敬姫(キム・ギョンヒ)氏の夫。中国国営新華社通信が報じた。
 劉淇書記は会談の席で、「中朝関係は日々活発化しており、両国人民に実質的な利益をもたらしている」と述べた。中国政府は北朝鮮との親善協力関係を固め発展させることが、確固とした戦略方針だと考えていると明らかにした。これに対し張副部長は、「双方の党最高指導者の関心の下、親善協力関係がさらに発展すると信じている」と述べた。

 張副部長を団長とする北朝鮮労働党親善視察団は、中国共産党の招きで18日に中国を訪問し、湖北省と広東省を視察した。一行の構成メンバーや、具体的な訪問地域については言及されていないが、武漢、広東省の広州や深センなどを視察すると思われる。

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