北朝鮮・平壌の大城山ふもとに位置する安鶴宮の発掘調査を、韓国と北朝鮮の歴史学者が今年夏ごろ共同で行う。高句麗研究財団が25日に明らかにした。
 安鶴宮は高句麗の長寿王が平壌遷都の427年に建設したもので、王が居住し国政を執り行った。北朝鮮に唯一残る王宮あとで、歴史的価値も極めて高い。

 財団は、共同発掘調査についてすでに北朝鮮側関係者らとおおまかな内容で合意している。2月初旬に具体的な日程などを北朝鮮側の実務陣と話し合う予定だ。

 財団の崔光植(チェ・グァンシク)常任理事によると、北朝鮮が1950年以降に安鶴宮の基礎調査を行ったことはあるが、本格的に内部調査を行うのは事実上初めてだという。学界の一部では、安鶴宮を高句麗ではなく高麗の王宮とする説もあり、今回の発掘調査に期待がかかる。


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