映画「スペース・スウィーパーズ」、韓国初の宇宙SFは成功=“面白さは…?”(画像提供:wowkorea)
映画「スペース・スウィーパーズ」、韓国初の宇宙SFは成功=“面白さは…?”(画像提供:wowkorea)
5日午後、Netflixで公開された「スペース・スウィーパーズ」は、宇宙のごみ収集船“勝利号”の船員たちが大量殺傷武器として知られる人型ロボット“ドロシー”を発見したせいで、危険な取引に巻き込まれてしまう話だ。当初は2020年9月23日に映画館で公開される予定だったが、新型コロナウイルスの影響で公開延期となり、結局Netflixで公開することになった。

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映画「私のオオカミ少年」、「探偵ホン・ギルドン 消えた村」など出演作で圧倒的な世界観と自分だけのスタイルを貫いてきたチョ・ソンヒ監督の努力が今回も光っている。

これまでチョ・ソンヒ監督の映画を楽しんできた人であれば、「スペース・スウィーパーズ」の独特な世界観を構築した点に賛辞を贈ることだろう。どの作品も全く違う雰囲気で作り上げるのは彼の才能と言える。

監督はこれまでの作品よりもさらにスケールを大きくした宇宙を舞台に選んだ。ハリウッド映画やMCUでしか見られなかった宇宙空間を韓国映画史上初めて、それも半分以上を韓国語のセリフで描いたという点は高く評価できる。

またハリウッドのSF映画と同様、人々の動きで躍動感を強調し、華やかなビジュアルとセリフで面白さを増幅させた。宇宙SFの特性に合わせた精巧なVFXを構築した視覚効果も印象的だ。しかし複雑で高次元的な素材と表現方式に比べて、人物の描写が平面的でストーリーの意外性もなかった。

SFブロックバスタージャンルが好きな人々が「スペース・スウィーパーズ」をどのように受け取るかはわからない。努力した跡ははっきりと見られるが、映画を見終わったあとに「この映画は絶対に観たほうがいい」、「すごく面白かった」という感想は持てない。

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