「世界スカウトジャンボリー」の会場内のブースを撤去する大会関係者=7日、扶安(聯合ニュース)
「世界スカウトジャンボリー」の会場内のブースを撤去する大会関係者=7日、扶安(聯合ニュース)
【扶安聯合ニュース】韓国南西部・全羅北道セマングムで開催中のボーイスカウト・ガールスカウトの祭典「世界スカウトジャンボリー」(1~12日)に参加しているスカウトらが台風6号の朝鮮半島接近に伴い、会場内のキャンプ地を離れることが7日、分かった。 世界スカウト機構がホームページで伝えた。韓国政府から、予想される台風の影響により、ジャンボリー参加者全員を予定より早くセマングムから出発させる予定であるとの連絡を受けたという。 また韓国政府は参加者を受け入れる施設などの情報を近日中に世界スカウト機構側に伝えるとし、機構側は参加者が帰国するまで必要な支援を提供するよう要請したと説明した。 政府などによると、各国の参加者は8日午前から順次、現地を出発するとみられる。そのため7日午後に予定されていた一部のプログラムも中止される見通しだ。 警察も参加者の撤収に備え、安全対策を講じていることが分かった。 警察関係者は「組織委が午後に具体的な内容を発表するものと承知している」とし「(組織委がキャンプ場からの早期撤収を確定すれば)参加者の安全や交通に関する対策はマニュアル通りに対応する」と話した。 2日から8日まで夏季休暇中の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領はこの日午前、韓悳洙(ハン・ドクス)首相と李祥敏(イ・サンミン)行政安全部長官から世界スカウトジャンボリーの「緊急時対応計画」に関する報告を受けた。 同計画は参加者がソウルなどの首都圏に移動して残りの日程を過ごすもの。 聯合ニュースの取材によると、政府はソウル市内の大学寮や企業の研修施設、公共の体育館などに宿泊先を変更する案を検討しているという。 そのため11日に開催される予定だったK―POP公演もソウルワールドカップ競技場などに場所を変更して開催する案を検討している。 K―POP公演は6日にセマングムのキャンプ場で開かれる予定だったが、キャンプ場から近い全州ワールドカップ競技場で11日に開催するよう変更されていた。
Copyright 2023YONHAPNEWS. All rights reserved. 40