ロシアがウクライナに全面侵攻してから24日(現地時間)で6か月が経つ中、米国の外交専門家は「中国の台湾侵攻は、ロシアのウクライナ侵攻の成功にかかっている」と警告した。

23日、英デイリー・エクスプレス紙によると、米国務省の報道官を歴任したニューイングランド・カレッジのジョン・キャラハン教授は「ロシアがウクライナ戦争で勝利を収めれば、ロシアと蜜月関係にある習近平中国国家主席が台湾侵攻の決定を下そうとするだろう」と語った。

キャラハン教授は「習主席はかつての中国の指導者とは異なり忍耐心は強くなく、歴史に名を残す業績を立てることにとても集中している人物だ」と評価した。つづけて「現在(台湾を侵攻しようとしていた)中国の足かせとなっている唯一のものは、ロシアがウクライナで予想外に苦戦しているという事実だ」とし「ロシアがウクライナでどのようなレベルであれ意味のある勝利を収めれば、中国は台湾侵攻に乗り出す勇気を得ることになるだろう」と説明した。

また「もしキーウが開戦から3日でロシアの手に落ち、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー政権が崩壊していたら、すでに我々は中国が台湾を攻撃する様子を見ていただろう」とし「ロシアの敗北は世界安保のためによいことだ」と語った。

ただ「ロシアの苦戦にもかかわらず、中国は台湾への侵攻の意志を持ち続けている」と懸念した。

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