以前お届けした「어떻게 오셨어요? (オットケオショッソヨ/今日のご用件は?)」に似た話ですが、
日本語話者が誤解しやすいビジネス韓国語がもう一つあります。
訪問先の企業の受付で、こんな風に聞かれたとしましょう。
「어디서 오셨습니까?」 (オディソ オショッスムニカ?←★今回のポイント)
「회사에서 왔습니다」(フェサエソ ワッスムニダ/会社から来ました)
または、
「도라노몬에서 왔습니다」(トラノモネソ ワッスムニダ/虎ノ門から来ました)
一見スムーズに見えますが、この応答はかなり「とんちんかん」。
「어디서(オディソ)」は、「どこから」。「오셨습니까?(オショッスムニカ)」は「いらっしゃいましたか」。
なので、「どこからいらっしゃったのですか?」と聞かれたと思い、
思わず地名や場所を答えてしまうのですが、「へっ(笑)」という反応をされてしまうかも。
実はこの「어디서 오셨습니까?」は、こちらの会社名等の所属先を尋ねています、
日本語で言うと「どちら様ですか?」という意味に相当します。
「일본 시스템의 야마시타입니다.」
(イルボンシステメ ヤマシタイムニダ/日本システムの山下です)
「I.K.Bridge의 하타노입니다.
1시에 김 수미 씨와 약속을 했습니다.」
(アイケーブリッジエ ハタノイムニダ。ハンシエ キムスミシワ ヤクソグル ヘッスムニダ
/I.K.Bridgeの幡野です。1時にキムスミさんと約束をしています)
というような会話が続きます。
ちなみに、「누구십니까?(ヌグシムニカ?/どなたですか?)」でも良いじゃん、
と思われるかもしれませんが、もちろん意味は通じるものの、
若干「あんた誰?」というようなニュアンスがなきにしもあらずなのです。
そう、ビジネスにはふさわしくないのでご注意を!
- <著者-パク・ヒジン>
skype韓国語教室CROSS OVER講師
日本に留学して音楽を勉強した経験を生かして、K-POPやドラマを使って韓国語を教えています。 この記事では、生徒さんの疑問に答えるという形でワンポイントレッスンも付け加えています。 私の記事を読んでくださった方が、少しでも韓国語の勉強に役立ててくだされば、嬉しいです。
- <著者-パク・ヒジン>
- <skype韓国語会話教室CROSS OVER コンテンツ制作部>
skypeを使った、韓国在住のネイティブ講師とのレッスン。
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通学型の教室よりも低価格で、会話力が身に付くレッスンです。
- <skype韓国語会話教室CROSS OVER コンテンツ制作部>
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