先日、長めの休憩時間がある先生が、
나갔다 오겠습니다.
(ナガッタ オゲッmスニダ/いってきます)
こう言いながらお出かけになりました。
다녀오세요.
(タニョオセヨ/いってらっしゃい)
と応答しつつ、「この나갔다(ナガッタ)、最初はただの終止形文章だと
勘違いしていたっけな~」と思い返していました。
終止形、ということは、
나갔다. 오겠습니다.
(ナガッタ。オゲッスmニダ/出て行った。来ます。)
ということになり、文法的にはかなりおかしな文章なんですが、
決まり文句としてそう言うのかな、としか思いませんでした。
しかし、当メルマガでも同様の文法を何度か
取り上げた記憶がありますが、このフレーズは、
나갔다가 오겠습니다.
(ナガッタガ オゲッmスニダ)
とイコールで、重要中級文法「-다가(タガ/~してから)」が使われているのです。
従って、「出掛けてから、また帰って来ますね」という意味になるんです。
これが分かったときのスッキリ感といったら!
さて、「いってきます」の韓国語は、以下のように様々なバージョンがあります。
다녀오겠습니다. (다녀올게.)
나갔다 오겠습니다. (나갔다 올게.)
다녀오겠습니다.(タニョオゲッスmニダ)
다녀올게. (タニョオrケ) ※パンマル表現
は、家にいる人が、学校や会社に「いってきます」というニュアンス。
나갔다 오겠습니다. (ナガッタ オゲッスmニダ)
나갔다 올게. (ナガッタ オrケ) ※パンマル表現
は、冒頭の先生の言葉。
ちょっと出掛けて、帰ってきます、というニュアンスになりますね。
日本語は老若男女、「いってきます」一本、ですよね。
あって「いってくるね」くらいでしょうか。
「いってきます」ひとことでも、韓国語はバラエティに富んでいますね!
- <著者-パク・ヒジン>
skype韓国語教室CROSS OVER講師
日本に留学して音楽を勉強した経験を生かして、K-POPやドラマを使って韓国語を教えています。 この記事では、生徒さんの疑問に答えるという形でワンポイントレッスンも付け加えています。 私の記事を読んでくださった方が、少しでも韓国語の勉強に役立ててくだされば、嬉しいです。
- <著者-パク・ヒジン>
- <skype韓国語会話教室CROSS OVER コンテンツ制作部>
skypeを使った、韓国在住のネイティブ講師とのレッスン。
目的に合わせて、会話クラスから、K-POP、ドラマ、試験対策まで学習できます。
通学型の教室よりも低価格で、会話力が身に付くレッスンです。
- <skype韓国語会話教室CROSS OVER コンテンツ制作部>
※韓国語を配信・提供したい個人様または法人様は「お問い合わせ」ください。