
育ち盛りの子供たちに、たまには大きなお肉を食べさせてあげたい。でも手間がかかるのと食費がかさむのが気になる。お野菜も一緒に食べて欲しい。という悩みを抱えているお母さんに、オススメしたいタイ料理があります。鶏肉を丸ごと使ったカオマンガイです。
材料は、その日スーパーで一番安い鶏もも肉でOK。
まずは鍋に薄切りにした生姜と長葱の青い部分に塩を適量入れて、茹で鶏を作ります。じっくりと時間をかけて茹でると旨みが増しますよ。圧力鍋で行うと、鶏肉の中までホロホロになるのでオススメです。
次に、茹でた鶏肉と煮汁を別々にします。あらかじめ洗っておいたお米を炊飯器にセットして、荒熱を取った鶏の茹で汁を炊くお米の分量で入れて、塩、ブラックペッパー、ニンニクのすりおろし、顆粒のガラスープの素を少しを入れ、あとは普通に炊飯器のスイッチを押して炊き上がりを待ちます。
炊き上がったお米は鶏ダシが染みて、それだけでも美味しいご飯になっています。ほかほかのご飯の上に、色とりどりの野菜をのせ、一番上に蒸し鶏を大きくのせて、最後に甘辛いチリソースをかければ完成。パクチーなど香味野菜と一緒に盛りつければ本格的なタイ料理です。
鶏もも肉が手に入らない時は、手羽元でも代用できます。さっぱりと仕上げたいのであれば、ささみでもよいでしょう。タイでは屋台料理として庶民に愛されている料理の一つ。本場ではあまりお野菜をのせず、キュウリやパクチーが添えられる程度なのだそうですが、ソースの味と鶏ダシの旨みの染みたご飯で、癖のある野菜の味も結構気にならなくなります。普段あまり野菜が進まないお子様でも、チリソースの甘しょっぱさのおかげで、意外と抵抗なく食べてくれるなんてことも。細切りにした人参、ちょっと火を通したトマトなどを添えて、彩りよくしてみてはいかがでしょう。
作り方はそんなに複雑ではありませんが、見た目にも大きな鶏肉で豪華なものに見えますし、特別感の出るお料理です。鶏肉が特売で手に入った日には、ぜひ振舞ってみてください。
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