
唇が荒れてガサガサ…しかも、割れて血が出てきてしまった!!
そんなこと、ありませんか?
唇は皮脂腺がないので大変乾燥しやすい場所です。
特に湿度の低い秋から冬、また風の強い春先にかけて唇はどうしても乾燥しやすいもの。
そんな唇のケア方法についてご紹介します。
【基本は白色ワセリンで保湿するのが一番】
白色ワセリンは原油を高純度に精製して作られたものです。
原油と聞くとなんだか肌に悪そう!?なんて思われがちですが、実は一番肌に刺激の少ない保湿剤です。

皮膚科では重度の火傷の治療にも使いますし、眼軟膏といって目の中に入れる軟膏の基材としても使われるくらいとても肌に刺激がなく優しいものです。
ボクシング選手が練習や試合で目のまわりや口の周りに切り傷やすり傷が出来た時にも傷を水道水で洗ってワセリンを塗るのが常識なんだそう。
そんな傷口や粘膜にも安心して使える白色ワセリンは荒れてボロボロになった唇のケアに一番最適だと言えます。
リップクリームじゃダメなの?と思う方も多いでしょう。しかしリップクリームはまず塗る時に唇を擦ってしまいます。
その摩擦が乾燥の原因になってしまうことがあるのです!!
また、リップクリームに配合されていることのある「メントール」などの成分は余計に唇を乾燥させる恐れがあります。
だから重度の乾燥や乾燥によるひび割れで唇がしみたり、痛い、と感じているときは刺激のない白色ワセリンを指にとり、ポンポンと唇の上に乗せるように塗って唇を保護するのがオススメです。
そのとき決してこすったり、唇同士をこすり合わせたりしないように注意して。
当たり前ですが、出血して荒れているときは口紅ももちろん禁止です。
個人差はありますが、通常3日ほどすると唇の粘膜が回復してきます。

【回復してきたら唇のパックを】
ワセリンを塗って唇の乾燥が解決してきたらワセリンを使用した唇パックをして古い角質を柔らかくし、口紅のノリがよくなるように促しましょう。
1.まずワセリンを多めに唇に乗せます。
2.その上にキッチン用のラップをします。
3.ラップの上から蒸しタオルをのせ、3分ほど置きます。
終わったら蒸しタオルとラップをはずして蒸しタオルで軽く唇を拭き取ってください。
皮がめくれることがありますが、指でつまんで剥き取らないように注意してくださいね。
これだけで口紅のノリが格段に良くなります。
また普段から口紅の前にワセリンをポンポンと指で乗せて唇を保護しておくと唇のひび割れの予防になりますよ。
使用するワセリンは、白色ワセリンという第三類医薬品のものが純度が高くオススメです。
色が黄色っぽいワセリンは純度が低いので、唇の荒れがひどいときは「白色ワセリン」と記載されているものの購入をお勧めします。
(C)wowKorea