俳優の竜星涼が2023年1月期のフジテレビ系「スタンドUPスタート」で同局の連続ドラマに初主演することを、各メディアが報じた。

同ドラマの原作は、「ドロ刑」で知られる福田秀氏が「週刊ヤングジャンプ」で連載中の同名漫画。竜星演じる人間投資家の三星大陽が会社組織でうまくいかない人や生きづらさを抱える人に起業させ、希望を取り戻させる人間再生ドラマだ。

竜星は17歳だった2010年、フジ系「素直になれなくて」で主演をつとめた上野樹里扮する高校教師の教え子役として俳優デビュー。13年にはテレビ朝日系特撮ドラマ「獣電戦隊キョウリュウジャー」にキョウリュウレッド役で主演をつとめた。

先月末に終了したNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の〝ニーニー役〟で話題になったが、フジに主演で〝凱旋〟することになった。

「『ちむどんどん』の役はネット上で批判を浴びることもあったが、それだけ注目されていた証拠。脇役でも確実に〝爪痕〟を残すことができたので、実力と話題性を評価されての主演抜てきだろう」(芸能記者)

ここ数年の活動を振り返ると、2017年のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」、TBS系ドラマ「小さな巨人」への出演で注目を浴びた。

映画「ぐらんぶる」(20年)では犬飼貴丈と、「リスタートはただいまのあと」(同)では古川雄輝とそれぞれW主演をつとめていた。

P&G「レノア本格消臭」のCMでは、事務所の先輩で女優の天海祐希と共演。5月には舞台「スジナシシアターVol.15 in シアター1010」で主演をつとめるなど、着実に実力を磨いている。

所属事務所の同年代の俳優のエース格は長年、福士蒼汰だったが、時間をかけて成長した竜星がさらに飛躍して福士の座を脅かす存在に成長しそうだ。