ムードメーカー、チェ・ウシクのおかげで笑顔を見せるイ・ソジン。(画像:画面キャプチャ)
ムードメーカー、チェ・ウシクのおかげで笑顔を見せるイ・ソジン。(画像:画面キャプチャ)
人気ヒーリングバラエティ「ユンステイ」(tvN)が4月2日(金)放送の第12話で最終回を迎えた。1月8日(金)にスタートし、第2話で視聴率が10.2%と二桁を超え、第5話では自己最高視聴率11.6%を記録するなど絶好調だったが、それ以降7~8%台で推移し、最終回は6.6%(ニールセンコリア調べ)という自己最低視聴率での残念な幕切れとなった。

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裏番組の人気ドラマ「ペントハウス2」(SBS)もこの日最終回だったが、前週の29.2%より3.4ポイントダウンの25.8%で終了しているので、ドラマの影響をもろに受けたというわけでもないだろう。下降線をたどった理由として、単純に番組構成自体、「ユン食堂」シリーズとは違い、“宿泊業”に変更したのに、主に料理やその料理に感心する外国人ゲストたちのリアクションにスポットが当てられ、毎回同じような内容が繰り返されたので、単調な展開となり、中盤から徐々に勢いが落ちていったと指摘する声などが出ている。

とはいえ、ベテラン女優ユン・ヨジョンが外国人ゲストたちと流暢な英語でコミュニケーションをとり、時にはウイットに富んだ会話で可愛らしさを見せたり、ぶつくさ言いながらも最終的にはやる“ツンデレ”イ・ソジンが効率的かつ、きめ細やかな仕事ぶりで、頼もしい存在感を発揮したり。チョン・ユミとパク・ソジュンは抜群のコンビネーションで、手間のかかるたくさんの料理を毎回心をこめて作り、インターンとして新たに合流したチェ・ウシクも流暢な英語で外国人ゲストたちとフレンドリーに接し、何でもこなす器用さでマスコット的な存在となり、そんな5人の些細なやり取りの面白さも見どころの一つだった。

最終回は、最後の営業日の模様が公開された。最後の日ともなると、メンバーたちも慣れたもので、夕食タイムでもわたわた慌てることなく、順調そのもの。一息つく余裕まで生まれ、ユン・ヨジョンが「きょうは本当によくやってる。もう一日やる?」と冗談ぽく声をかけると、イ・ソジンが「上手くいっているときに、やめなきゃいけないですよ。最後だから上手くいっているのかもしれないですよ」と断ち切り、笑いがこぼれた。

そして、自分たちの夕飯を作り始め、メンバーたちがキッチンに集まると、できたての料理をイ・ソジンやチェ・ウシクの口に入れてあげるパク・ソジュン。「初日よりもおいしいね」とパク・ソジュンの料理の腕前が上がっていることに感心するイ・ソジンも、メンバーたちのためにバターで肉を焼いてあげるなど、最後の夜もいつも通り変わらない和気あいあいとした光景だった。

そんな中、チェ・ウシクが「あした、泣くのはなし」と言うと、「なんで泣くの?名残惜しくて?」とユン・ヨジョン。すると、イ・ソジンが「僕が泣いたら、面白そう。でも感情を高めるのが簡単ではなさそう」と笑いながら冗談に乗っかり、ナ・ヨンソクPDに「泣いたらクローズアップで抜いてほしい」と悪ノリ(笑)。どんなエンディングが待っているのか、期待させた。

8日間の営業を終え、メンバーたちは「ここに来られた皆さんに、短いけれど良い思い出を残してあげようと努力しました。失敗をしないようにと緊張もたくさんしたし(パク・ソジュン)」、「肩が重かったです。どうすれば4人に混じって、上手くできるかすごく悩みました(チェ・ウシク)」などと振り返った。

また、パク・ソジュンはイ・ソジンが心のよりどころだったと話し、そのイ・ソジンはユン・ヨジョンが外国人ゲストと積極的に触れ合い、チョン・ユミとパク・ソジュンが責任を持ってキッチンを回し、チェ・ウシクが一心不乱に走り回って雑用をこなすなど、それぞれが自分の持ち場で活躍したことに満足感を示していた。

そんな5人のエンディングは、これまで何度も笑わせてきた“イタズラ”だった。守り神のようにさまざまな場面で登場し、笑いを届けてきたチョン・ユミの似顔絵(ゲストが描いたもの)が、最後の最後に韓屋(韓国の伝統家屋)に登場。メンバーたちは「なぜそんなところに?」と発見するたびに笑い転げた。エンディングはイ・ソジンの涙ではなく、大笑いする姿で、全員の笑い声が響きわたり、「ユンステイ」らしい終わり方だった。

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