「シングアゲイン」で司会を務めるイ・スンギ。(画像:画面キャプチャ)
「シングアゲイン」で司会を務めるイ・スンギ。(画像:画面キャプチャ)
JTBCの新しいオーディション番組「シングアゲイン」が11月16日(月)にスタートし、話題となっている。JTBCというと、これまでオーディション番組「ファントムシンガー」(シーズン3まで放送)や、歌マネ名人と本物の歌手の対決が繰り広げられる「HIDDEN SINGER」(シーズン6まで放送)などが放送されてきたが、この「シングアゲイン」は埋もれている実力者に、“もう一度”チャンスを与えるリブートオーディション番組。

イ・スンギ の最新ニュースまとめ

進行を務めるのはイ・スンギ。サバイバルオーディション番組「PRODUCE48」(Mnet)で、安定した進行とユーモアあふれるトークセンスを見せ、司会の上手さは実証済み。今回もその手腕をいかんなく発揮している。

また、今回のオーディションの最大の特徴は、参加者の名前が公開されず、番号で呼ばれるということ。脱落したら、そこで初めて名前が公開されるのだ。参加資格は、一度でもアルバムを出したことのある歌手、音楽活動をしたことのある歌手。本選には71組が進出し、「在野の達人」、「本当の無名」、「独り立ち」、「オーディション最強者」、「OST」、「シュガーマン(一発屋の歌手)」の6グループに分類され、どのグループに入るかは、参加者自らが選択するのだ。

そんな彼らを審査するのはシニア審査員(ユ・ヒヨル審査員長、イ・ソニ、チョン・イングォン/キム・ジョンジン、キム・イナ)とジュニア審査員(「SUPER JUNIOR」キュヒョン、ソンミ、イ・ヘリ、「WINNER」ミノ)の計8人。審査員をシニア世代、ジュニア世代と分けているが、ジュニア世代も全員が芸歴10年以上だ。

第1ラウンドは、A(アゲイン)を6個以上獲得したら合格。つまり、審査員8人のうち、6人以上がボタンを押したら、次のラウンドに進める。4、5個の場合は保留、3個以下は脱落となる。ただし、審査員は1回だけ、脱落者を救済できる「スーパーアゲイン」を発動できる権利もある。

初回放送では、「在野の達人」、「シュガーマン」、「オーディション最強者」グループの参加者がステージを披露した。名前が分からないので、審査員も一瞬誰か分からないが、顔を見て気づくケース、曲を聴いて気付くケースなどもあり、分かったときのスッキリ感はハンパない。そんな面白さも、これまでのオーディションにはなかったことだ。

特に、注目されたのが「シュガーマン」グループ。このグループだけは、持ち歌を歌うことになっているが、2号歌手は顔を見て、誰もが「Loveholic」出身のチソンだと気付いたケース。デビュー曲の「Loveholic」を歌い、懐かしさを思い起こさせた。また、59号歌手は曲が流れた瞬間、誰もが「あ~」と分かったケース。ジャンプをしながら、「Bar Bar Bar」を歌う「CRAYONPOP」出身のチョアだった。それを見たイ・スンギも審査員も、自然と体が動き、一緒にジャンプをするノリノリの展開となった。ちなみに、2人とも合格だ。

このように、参加者たちの名前が公開されていないので、すでにネット上では正体明かしの情報が出回り、盛り上がっているのも特徴だろう。「オーディション最強者」グループには、「K-POPスター」、「ボイスコリア」(共にMnet)、「スーパースターK」(SBS)、「偉大な誕生」(MBC)、「ファントムシンガー」出身の歌手がいるし、グループからソロとして活動している「独り立ち」グループには、「LADIES’ CODE」のソジョン、「IMFACT」のテホ、「LUNAFLY」のユンらがいる。注目歌手が続々と控えているので、次回以降も楽しみだ。

さらに、参加者だけでなく、ジュニア審査員の「新西遊記」(tvN)コンビ、キュヒョン&ミノが鋭い視点で的確な評価をするなど、アーティストの顔を見せつつ、トークセンスも抜群なので、2人の絡みも期待大。それに加え、「麻浦のオシャレさん」らしく、ミノのサングラスの位置が徐々に変わっていくのも、個人的にはツボだった。そのように、細かいところを見ていくと、いろいろな発見や面白さがありそうだ。また一つ、ワクワクさせてくれるオーディション番組が始まった。

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