「Miss Back」に出演するガールズグループ出身の8人。(画像:画面キャプチャ)
「Miss Back」に出演するガールズグループ出身の8人。(画像:画面キャプチャ)
ガールズグループ出身歌手たちの衝撃的な告白で幕を開けた「Miss Back」(MBN)が、10月8日(木)にスタートし、夜11時からの放送だったにもかかわらず、ポータルサイトの検索ワードに浮上するなど反響を呼んだ。

ペク・チヨン の最新ニュースまとめ

主人公は、才能はあるが、今やステージでなかなか見られないガールズグループ出身の8人。ソヨン(元T-ARA)、レイナ(元AFTERSCHOOL)、セラ(元NINE MUSES)、スビン(元Dal☆Shabet)、ソユル(元CRAYONPOP)、ガヨン(元STELLAR)、ユジン(元THE ARK)、ナダ(元WASSUP)。彼女たちが第2の全盛期を迎えるため、人生のターニングポイントとなる代表曲をかけ、善意の戦いを繰り広げると共に、これまでの知られざる苦悩を打ち明け、新しい飛躍に向け、挑戦する姿を通じて、感動を届ける新概念のドキュテインメント(ヒューマンドキュメンタリー+ショーバラエティ)という位置づけの番組だ。

そんな彼女たちに優しく寄り添うプロデューサーで、メンターを務めるのが「OSTの女王」ペク・チヨン。ペク・チヨンといえば、現在放送中の音楽バラエティ「HIDDEN SINGER 6」(JTBC)第4話に登場し、今シーズンの最高視聴率9.6%をマーク。その後、音源チャートで「ヨクチュヘン」(逆走行:曲を発表したときは注目を浴びなかったのに、しばらく経ってから音楽チャートで徐々に順位が上がっていくこと)を巻き起こし、改めて注目を浴びている一人だ。

ペク・チヨンの他にもメンターとして、プロジェクトグループ「Celeb Five」のメンバーでもある女性お笑い芸人ソン・ウニ、作曲家ユン・イルサンが加わり、8人をサポートしていく。

初回放送から大きな話題になったのは、華やかに見えるアイドルの世界の厳しさ、闇の部分を果敢に公開したからだ。番組によると、「少女時代」や「Wonder Girls」の登場で、第2世代ガールズグループの熾烈な戦いが始まり、その後、約260組のガールズグループが誕生。約1300人の少女がいたが、ガールズグループの成功確率は0.001%。やっとのことでデビューしても、ステージから消えたガールズグループたちが数千人に上るという。

そこで、歌手生活21年のペク・チヨンがこの間、見なくなった歌手たちが多いとし、才能のある後輩たちに代表曲を作ってあげたいと立ち上がったというわけだ。番組に出演するメンバーを探すため、3か月間で100組約200人の候補者と会い、そのうち代表曲を切実に求めているとして選ばれたのが8人だ。

まず、セラ、ソユル、ガヨンの近況が公開されたが、知られざる真実が明らかになるたびに、ペク・チヨンが胸を痛め、怒り、涙をこぼすほど衝撃的な内容だった。セラは去年の8月からパニック障害、うつ病により薬を服用。副作用で深夜に突然目を覚ましてしまい、ピザやケーキを食べ始めるショッキングな映像を公開したが、本人は全く覚えていないのだという。さらに、銀行にお金を借りにいくほど経済的に苦しいことも公開し、本来なら恥ずかしくて、知られたくないであろう部分まで包み隠さず正直に打ち明けた。自分と同じような境遇の人に共感してもらえたら満足だから、と勇気を出したセラが、「夢を見ることができる人になりたい」と涙で語る姿が印象的だった。

また、「H.O.T.」のムン・ヒジュンと結婚したソユルは誰かの母親、妻ではなく、自分自身を取り戻したいと3年ぶりにダンスレッスンを受ける様子を公開。そして、ガヨンの告白も涙を誘った。グループ活動当時、清純路線では売れず、セクシー路線に変更してから仕事が増えていったが、過激な肌の露出に抵抗があったという。結局それがトラウマとして残り、夏でも長袖にロングスカート、パンツといった肌を隠せる服ばかり着ているとか。さらに、7年間の活動で、わずか1000万ウォンのギャラしかもらっていないことや、活動当時のイメージから、いまだにSNSにわいせつなメッセージや援助交際の提案が送られてくることも明かし、スタジオを驚愕させた。

初回放送ではまず3人の近況が公開されたが、8人とも「歌が好きだからまたステージに立ちたい」、そんな想いでもう1度自分を奮い立たせ、この番組に臨んでいる。ペク・チヨンは最後まで脱落者は出さず、いかに曲に合っているか、曲を理解しているかをポイントに見ていくと話していたが、代表曲をゲットし、ターニングポイントを迎えられるメンバーは誰になるのか、彼女たちの人生ドラマと共に興味深く見守りたい番組が始まった。

Copyrights(C)wowkorea.jp 6