班長であり、模範生であり、学校一の人気者。
そんな18歳のイ・ジュイン（ユン・ガイン）は、恋愛に夢中なごく普通の女子高生だった。

ある日、クラスメイトのスホが提案した署名運動に全校生徒が賛同する中、ただ一人ジュインだけが内容に納得できず署名を拒否する。
彼女を説得しようとするスホと、決して譲らないジュイン――二人の言い争いは次第に激しさを増し、ジュインが放った何気ない一言が思わぬ波紋を呼ぶ。

やがて、ジュインを非難する匿名のメモが校内に出回り始め、状況はさらに混迷していく。

人気者？　注目好き？　虚言癖？　それとも嘘つき？
イ・ジュイン――本当のあなたは、一体どんな人なの？

韓国映画「世界の主人」は、人気者と注目欲求の狭間で揺れる18歳の女子高生が、全校生徒が賛同した署名運動を一人だけ拒否したことから、謎のメモをきっかけに思わぬ騒動へと巻き込まれていく物語。