ブロードバンド市場での競争激化を受け、5月ひと月で加入者数が13万5000人増え、5月末現在の総加入者数は1268万人に達した。通信業界が12日に明らかにした。昨年末で飽和状態に達したと言われていたブロードバンド市場だが、今年になり業者間の競争が激しくなり大幅の増加に転じた。
 KTの場合、3月のブロードバンド加入者数が約4万7000人減少したが、4月から積極的な防御策を講じた結果、加入者数が4月には約2万人、5月には約2万5000人増えた。

 パワーコムはブロードバンド市場で最も攻撃的なマーケティングを展開している。昨年9月にブロードバンド市場に参入して以来、毎月7~8万人の加入者を獲得しており、5月には8万1241人が新たに加入した。5月末現在の総加入者数は、63万3341人。同社は当初、年内加入者100万人を目標として掲げていたが、月末には目標を達成できると見込み、目標を130万人に上方修正した。

 ハナロテレコムは今年初めに会社の売却説が広まり、3月末までの加入者数は減少傾向にあったが、4月に増加に転じ、5月には1万4000人増えた。特に100メガbps級の光LAN加入者確保に力を注ぎ、5月だけで加入者5万人を確保、総加入者数は60万人に達した。

 総合有線放送事業者(SO)は現在、付加通信事業としてブロードバンドサービスを提供している。加入者数は5月末時点で134万人に達するとされるが、7月に基幹通信事業者に指定されれば各種の規制により加入者誘致コストがかさむとして、年初から加入者拡大に躍起になっていた。

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