【木浦聯合ニュース】不法操業をしていた中国漁船を拿捕(だほ)しようとした韓国の取締官が漁船船員に切りつけられた事件で、木浦海洋警察は1日、取締官にけがを負わせた疑い(特殊公務執行妨害容疑)で漁船の乗組員2人の拘束令状を裁判所に請求した。
 2人を合わせ計9人を乗せた漁船(227トン)は4月30日午前2時半ごろ、全羅南道新安郡の黒山島から約50キロ沖合いの黄海上で不法操業を行っていた。韓国農林水産食品部所属の漁業指導船が取り締まりに当たったが、船長らが凶器を振り回したため取締官4人が頭や腕、足などに重軽傷を負った。
 木浦海洋警察は2人について1500万ウォン(105万円)の保釈金を課す方針だ。ほかの7人については暴力行為に加わらなかったとして釈放した。

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