検察は、韓国水力原子力本社の購買部署に勤める幹部職員が部品納入に便宜を図る見返りに、蔚山の納品業者から数千万ウォンの賄賂を受け取ったとみて、捜査を進めているようだ。
原発部品の不正納品をめぐる捜査で、検察はこれまでに地方の原発本部の幹部職員やロビイスト4人を逮捕しており、これら容疑者がやり取りした賄賂は総額20億ウォン(約1億4000万円)に上るともみられている。検察は、こうした賄賂が上層部や韓国水力原子力の本社職員に渡った可能性も視野に入れ、金の流れを追っている。
検察関係者は「捜査対象の規模を具体的に明かすことはできないが、広範囲に捜査している。捜査対象の納品業者の数も、現在の約10社からさらに増える可能性もある」と話している。
Copyright 2012(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0