LGグループが2010年までに中国市場で電子部門と石油化学部門を中心に先頭集団に躍り出ることを宣言した。
 LG電子中国地域総轄の禹南均(ウ・ナムギュン)社長とLG化学中国持ち株会社の羅相鎮(ナ・サンジン)常務は5日、北京で開かれた記者懇談会で、中国市場での戦略について明らかにした。

 禹社長は、専門化と集中化、現地化を中国事業の3大軸にする方針を打ち出し、ビジネスモデルで差別化を図っていく考えを示した。またプレミアム製品を中心に、質的な成長も進める方針だ。特に競争で優位に立っている携帯電話とデジタルテレビを中心に製品のラインアップを再編する。これに合わせ研究開発からマーケティングに至るまですべての組織を製品別に分離することで専門化戦略を進める。

 LG化学は中国で情報電子素材と高付加価値産業材事業の割合を拡大し、国内市場のようにバランスの取れた事業構造を確保していく方針だ。石油化学分野では、原油高による同分野の景気沈滞を克服するため、難燃性ABS樹脂と透明ABS樹脂など、プレミアム製品の輸出を拡大し、現地生産基地のコスト競争力の向上にも力を入れていく構えだ。

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