林聖男朝鮮半島平和交渉本部長=(聯合ニュース)
林聖男朝鮮半島平和交渉本部長=(聯合ニュース)
【ワシントン聯合ニュース】北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の韓国首席代表を務める林聖男(イム・ソンナム)朝鮮半島平和交渉本部長は17日、北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射と関連し、2月29日の米朝合意は議論を進めることのできない状態に陥ったとの見解を示した。
 米ワシントンを訪問中の林本部長は米国務省のデービース北朝鮮担当特別代表と会談した後、対北朝鮮食糧支援と北朝鮮の核・ミサイル実験の一時停止を骨子とする米朝合意について見解を述べた。林本部長の発言は、韓米が北朝鮮のミサイル発射を「軍事挑発」と規定し、米朝合意を事実上、無効とする方針を共有したものとして解釈される。食糧支援については、保留でなく中断とした。
 デービース氏との会談では、北朝鮮を強く非難する国連安保理の議長声明が採択されたことを評価し、北朝鮮は国際社会の声に耳を傾け、正しい選択をしなければならないという点を共有した。

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