【ソウル聯合ニュース】韓国の多目的衛星「アリラン3号」が15日、日本の種子島宇宙センター(鹿児島県)に搬入され、打ち上げ準備に着手した。教育科学技術部と韓国航空宇宙研究院が明らかにした。
 アリラン3号は高解像度の光学カメラを搭載し、4年間にわたり、648キロメートル上空から地球観測の任務に就くことになる。衛星本体の点検と燃料注入、推進装置の結合などを経て、5月18日ごろ打ち上げられる。3か月の軌道テスト後、9月から本格的に画像サービスを開始する予定だ。現在運営中のアリラン2号より機動性が高く、必要とする地域の画像を効率的に確保できるという。
 開発には韓国航空宇宙研究院や韓国航空宇宙産業、大韓航空、ハンファなどが参加した。
 今年打ち上げられる映像レーダー搭載の衛星「アリラン5号」と相互補完的な役割を果たしながら、衛星画像において相乗効果を発揮するものと期待される。

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