【ソウル聯合ニュース】サムスン電子は15日、「昨年6月30日にオランダで米アップルを相手取り起こした特許権侵害訴訟で、一部勝訴した」と明らかにした。
 サムスン電子によると、オランダの裁判所は14日、標準特許をめぐる裁判を前に、特許権の消尽などに関する判決を下した。
 裁判所は特許権の消尽について、「クアルコムのチップについてはサムスン電子がアップルに特許を主張する権利がなくなったが、インフィニオン(現・インテル)の通信チップに対しては特許権が消尽していない」との判決を下した。
 一方、裁判所は「サムスン電子がクアルコムと通信チップに関するライセンス契約を結び、アップルはクアルコムのチップを使用して製品を製造したため、サムスン電子の特許権はすでに消尽した」とするアップルの主張を認めた。
 クアルコムのチップを使用した「iPhone4S」はサムスン電子の特許を侵害していないものの、インフィニオンのチップを使用したアップルの以前の製品については、サムスン電子の特許が有効だと認められたことになる。

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