【ソウル聯合ニュース】サムスン電子の李健熙(イ・ゴンヒ)会長が保有する株式の価値が10兆ウォン(約7371億2000万円)を突破した。韓国で、保有株式の価値が10兆ウォンを超える富豪が誕生したのは初めて。
 財界専門サイトの財閥ドットコムによると、上場企業1820社の大株主と特殊関係者の保有株式価値を9日終値ベースで評価した結果、李会長が10兆1027億ウォンで最高となった。サムスン電子株の9日の終値が最高値の123万ウォンを記録するなど、李会長が保有する系列会社の株価が一斉に上昇したことが影響した。
 李会長はサムスン電子(3.38%)、サムスン生命(20.76%)、サムスン物産(1.37%)の普通株などを保有している。保有株式の価値は年初の8兆8819億ウォンに比べ13.7%上昇した。
 李会長夫人の洪羅喜(ホン・ラヒ)サムスン美術館リウム館長(1兆3322億ウォン)と長男の李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子社長(1兆337億ウォン)の保有株式の価値もそれぞれ9日に1兆ウォンを超え、李会長の家族が保有する上場会社株式の価値は過去最高の総額12兆4686億ウォンに膨らんだ。
 保有株式価値が2番目に高かったのは鄭夢九(チョン・モング)現代・起亜自動車グループ会長で6兆5368億ウォン、3位は鄭会長の長男の鄭義宣(チョン・ウィソン)現代自副会長で2兆6623億ウォンだった。

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