【ソウル聯合ニュース】韓国の研究陣が容易に入手できる部品を使い、スーパーコンピューター(スパコン)に必要な技術開発に成功した。
 教育科学技術部は14日、ソウル大コンピューター工学部のイ・ジェジン教授率いる研究陣がスパコンのネットワークを構築するノード(node)の計算速度を世界最高水準に引き上げることに成功したと発表した。
 日本や米国にスパコンで遅れを取っている韓国では、ノードの性能で劣っていたため数万個のノードをスパコンに装着する必要があった。
 研究陣はノードの性能を高めるためノード内部に取り付けるGPU(画像処理用の集積回路)の装着法を改善。これまではノードに効率よくGPUを装着する方法がなく、最大2個までしか装着できなかったが、3個以上の装着が可能なソウフトウェアを開発した。
 これらの技術により、研究陣は16個のノード(96個のGPU装着)を持った試験用スパコンを完成させた。
 試験用スパコンの性能は0.991TFLOPS(TFLOPSは1秒間に1兆回の浮動小数点数演算を実行できる)。計算速度は世界のスパコン中、最高水準で、電力効率でも世界で20位に入るという。
sarangni@yna.co.kr
Copyright 2012(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0