【ソウル聯合ニュース】昨年10月に行われたソウル市長選の投開票日に中央選挙管理委員会のホームページなどがサイバー攻撃を受けた事件と関連し、検察の特別捜査チームは6日、朴ヒ太(パク・ヒテ)国会議長や崔球植(チェ・グシク)国会議員(ハンナラ党)の元秘書らが事前に共謀して行った犯行と結論づけた。
 ただ、国会議員ら政治家や第3者が介入した痕跡はなく、背後や上部の指示があったとする疑惑を裏付ける証拠も発見できなかったと、検察は説明した。
 元秘書らはソウル市長選の投開票日に中央選管や野党統一候補だった朴元淳(パク・ウォンスン)現ソウル市長のホームページに大量のデータを送りつけ機能を麻痺(まひ)させる「DDoS攻撃」をIT業者らに指示した。
 同選挙は投票率が低くなれば、無党派層の多くが支持する野党に不利だとされていた。同攻撃により、投票所の変更などを確認するため、ホームページに接続しようとした有権者が不便を強いられた。
 IT業者らは不法賭博サイトを運営していて、合法化する狙いで元秘書らの提案を受け入れたという。

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