【ソウル聯合ニュース】韓国与党ハンナラ党の高承徳(コ・スンドク)国会議員が現政権で行われた党代表選で立候補者から現金300万ウォン(約20万円)が入っている封筒をもらったと暴露し、波紋を呼んでいる。現金を渡した人物は代表に選出されたという。
 これを受け、党の非常対策委員会は5日、「誤った政治文化の刷新のため」として、検察に捜査を要請した。同委員会の朴槿恵(パク・クンヘ)委員長は「この問題は速やかに、国民の間で疑惑が広がる前に真実を明らかにしなければならない」と述べたという。
 高議員は現金を渡した代表の名前を明かしていないが、洪準杓(ホン・ジュンピョ)前代表ではないとしており、現政権に入って代表に就任した元代表2人の名前が取りざたされている。検察の捜査結果次第では、4月に行われる総選挙にも大きな影響を与えるだけに、与党は大きく動揺している。
 高議員は聯合ニュースの取材に対し、「堂々と捜査に応じ、政治の発展のため、詳細を明らかにする」との姿勢を示した。
 野党側は徹底した真相究明や関係者の政界引退などを求めている。

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