聯合ニュースは、正恩氏が1日に訪問した近衛ソウル柳京洙(リュ・ギョンス)第105タンク(戦車)師団での指導の様子を詳しく分析した。分析資料の北朝鮮・朝鮮中央テレビが制作した記録映画(13分)では、父の追悼期間に見せた涙や悲しみとは程遠い明るい正恩氏の表情があった。
部隊到着後に受けた大歓待に始まり、指導を終えて兵士たちとの記念撮影を終えるまで、正恩氏の顔は明るい。また自信にあふれ、余裕に満ちているように見える。
初めての公式活動とは思えないほど堂々としており、何度か大声で笑った。李英浩(リ・ヨンホ)軍総参謀長を随伴し、指揮官たちと面会した際は指で何かを指示したり、手を力強く上下させるなどの仕草を見せた。
自信あふれる態度と共に印象的だったのが、親しみやすいイメージ。記念撮影の際は感涙を流す両隣の指揮官を励まし、2人の手を取った。
また正恩氏は部隊内にある太陽熱使用の大浴場や食堂も訪問。食堂では、しょうゆの風味を確認した。
正恩氏の親しみやすさを最大限「演出」した背景には、人民のための献身や人民のことを考えている指導者というイメージづくりがあるとみられる。
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