元H.O.T.のメンバーで、ソロ歌手として活動しているKANGTA(カンタ)と、台湾の人気グループF4のヴァネス・ウー（呉建豪）が組んだユニット＜KANGTA＆VANNESS(カンタ＆ヴァネス)＞が、アルバム『SCANDAL(スキャンダル)』を発売した。
韓国内では民放の音楽番組に出演するなど、本格的な活動を行っている。同アルバムは、中国・台湾・タイ・日本など、アジア10ヶ国でも発売される。22日に聯合ニュースを訪れた2人に話を聞いた。
KANGTA「ヴァネスが韓国のエンターテインメントシステムに合わせて動いてくれるのがありがたいです。台湾では、何日も徹夜でミュージックビデオを撮影したり、テレビ番組に出演するのに一日中待機したりすることはないんじゃないかな。韓国語の歌しか歌わせない音楽番組があったのは、申し訳ない気持ちです。僕が中華圏で、中国語の歌だけを歌うようにと言われたら、いい気持ちはしないでしょうから。韓国のエンターテインメント業界は、歌手への配慮が足りないと誤解されないといいんですが」
ヴァネス「韓国は台湾より広く、活動期間も長いし行くところも多い。韓国では自分がシステムに合わせなくちゃ。目と口を見ていれば会話の内容も分かります。韓国には何度も来たことがあるから居心地の悪さや不便さはないです。SBSの＜笑いを求める人々＞とか、韓国のお笑い番組もレコーディングの合間に観てたけど、結構わかりますよ。言葉はわからなくても、リズムやテンポで自然に笑えます(笑)」
KANGTA「僕はヴァネスに、韓国のアルバム制作の技術や、ファッションの魅力を見せてあげたい。韓国の方が優れている、というんじゃないですよ。それから、韓国の山も見てほしい。以前、僕が行ってみて感動した、雪岳山(ソラクサン)に連れて行きたいです」
ヴァネス「済州島(チェジュド)にもまだ行ったことないんです。行ってみたいですね」
KANGTA「済州島、いいね。じゃあ漢拏山(ハルラサン)にしよう、漢拏山！」
KANGTA「男2人だからか、中華圏では2人の関係はあやしいと思っている人がいるようです。お互いにカッコいい、キレイだ、愛してる、なんて言ってるからでしょうか（笑）でも、僕らは本当にそういう関係じゃありませんよ」
ヴァネス「KANGTAに初めて会った時、“キレイだな”と思いました。H.O.T.のメンバーの中で一番カッコいい。グループの時もソロの時も、ずっとKANGTAの活動を見てたんです。直接会って、音楽的な才能に驚きました。予測不可能なアーティストだと感じましたね」
KANGTA「僕が初めて会った時ときのヴァネスは、かわいくて元気で、活発な印象でした。そういう魅力を韓国のファンたちにも見せてあげたい」
KANGTA「2人の活動がアジア圏起こせる効果は何だろうと考えました。若い世代の結合というセンセーションを超えて、様々な音楽的な出会いやアジアのアーティストが国境を越えて活動する手掛かりを提供できたと思う。僕たちだけで終わるのではなく、その後の世代にも繋がっていくはず。例えば、自分が音楽プロデューサーになった時に」
ヴァネス「僕もプロデュースやミュージックビデオの演出に興味があります。ファッションも好きなので、宝石や衣装デザインもやってみたい」
KANGTA「いつだったか、ヴァネスが僕にプレゼントしてくれたTシャツのデザインに感心しました。骸骨をデザインしたシャツで、本当にカッコよかった」
ヴァネス「正式にデザインを勉強したことはないんです。2年前、アメリカで友達と衣装デザインを始めて、その時作ったシャツをプレゼントしたんですが、気に入ってくれて嬉しい」
KANGTA「いつも一緒に運動したり食事をしています。料理が口に合わなかったり不便なことがあったら言ってほしい。6月中旬から台湾、中国での活動を始めるので、また状況は変わるでしょうが」
ヴァネス「時間があるといつもフィットネスクラブに行って汗を流します。ホテルの周りをジョギングしていて迷子になったことも。ここではファンが押し寄せることもなくて自由。そうそう、カンタは服のセンスがいいね。モシッソヨ（かっこいい、の意）！」
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