【ソウル聯合ニュース】夏以降、韓国通貨ウォンが急落したことで、韓国の主要企業の外為関連損失が膨らんでいたことが12日、分かった。韓国取引所などによると、金融を除く上場663社の7~9月期の外為関連純損失額は4兆3883億ウォン(約2970億円)だった。内訳は外貨換算損失が3兆7342億ウォン、為替差損失が6541億ウォン。
 ウォンの対ドルレートは6月末に1ドル=1082ウォンだったが、米国債の格下げや欧州の財政危機などを受け、急落。9月末には1ドル=1180ウォンとなった。
 上場社は今年、上半期(1~6月)までは外為で利益を出していたが、7月~9月期はマイナスに転換。9月末までの累積純損失は2兆1600億ウォンに達した。このうち非営業活動による損失が1兆9986億ウォンを占めるという。業種別では電機・電子の6912億ウォンが最も多かった。

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