「今週、南海(ナメ)に行きます。潮風にあたって疲れをとらなくちゃ」

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KBS 2TVミニシリーズ『サンドゥ、学校へ行こう!』の、ある関係者と記者との通話内容である。記者は内心、うらやましくて仕方なかった。彼は「『サンドゥ、学校へ行こう!』制作チームが9月28日、南海に行く」「撮影分がそれほど残っていないので休めそうだ」と、自慢げに語った。

10月3日、彼に電話をかけた。出発前の声とは全く違っていた。疲労困憊している様子だった。彼は「予想してなかった突発的な事態が多くて、本当に大変だった」と、文句を言った。あー、ザマミロ。

チェ・ウンファン(コン・ヒョジン)先生、夜間部の生徒チャ・サンドゥ(ピ)、以下出演陣と制作陣が、5泊6日の“キツイ峠”を越えてきた修学旅行記。その内容は果たして・・・。
 




<b>#ススキ畑のヘビ</b>
 
シーン:17歳のサンドゥと、ウンファンの回想シーン。ウンファンが、ススキ畑に冷や汗をかいて倒れている。「サンドゥ、あたし、ヘビにかまれたみたい」サンドゥは赤く腫れ上がったウンファンの足から、口で毒を吸い取る。友達とケンカし、口内が傷だらけになったサンドゥを心配したウンファンは、感謝の涙を流す。

シーンの裏話:まさか生きたヘビを使うとは!本当は、この場面でヘビが要ると思った人は誰もいなかった。イ・ヒョンミンPD以外は。“リアリティー”をとても重視するイPDは、ヘビが絶対に必要だと主張した。最初「マムシを使おう」といっていたが、制作陣の非難の込もった視線に、少しはおとなしいヘビに変更した。
 

<b>#駐車場のキャンプファイヤー</b>
 
シーン:修学旅行までついてきたウンファンの恋人、ミンソクは、学生たちのキャンプファイヤーにも参加する。「ファーストキスはいつ?」「初恋の人だった?」など、意地悪な質問に、ミンソクはなんてことのない様子で答える。段々こわばっていくサンドゥの顔を見て、ウンファンは心配をつのらせる。
 
シーンの裏話:Pホテル前の広い駐車場にキャンプファイヤーが用意された。近隣の学校から学生50人を招待し、雰囲気を最大に盛り上げる。問題は駐車場が土ではないこと。コンクリートが加熱され、2回も破裂する事故が起こった。幸い、大きめの円陣であり、コンクリートが上に飛び上がったため、負傷者はいなかった。火花が飛んで録音技師の服がこげた他は。
 

<b>#洞窟の中のロマンス(?)</b>
 
シーン:サンドゥとウンファンの思い出の場所。洞窟内には高校時代、サンドゥが“ウンファンはサンドゥが好き ウンファンは100%ぶりっ子”と書かれた跡が、かすかに残っている。早朝、ここで遭遇した2人。ウンファンは、「もうウソはつかない。愛してる!」と叫ぶ。
 
シーンの裏話:こんな熱い愛の告白シーンでも接触(?)はなかった。2人も内心期待していたとか。今まで絶好のチャンスが来ても、“グッと”我慢してグラウンドを走っていたピではないか!助演出のクァク・チョンファンPDによれば、「『サンドゥ、学校へ行こう!』は、とてもキレイな愛の物語だから」だそうだ。
 

<b>#ガケからの飛び込み</b>
 
シーン:ウンファンの弟かつ生徒であるジファンが、サンドゥを懲らしめるため、「ウンファンが海に落ちた」と嘘をつく。迷わずガケから飛び降りるサンドゥ。これを聞いたウンファンが、サンドゥを助けに飛び込み、続いてミンソクがウンファンを助けると言って身を投げる。
 
シーンの裏話:俳優3人の飛び込みシーンで、最もすごかったのはイ・ドンゴン。最初の設定どおりなら、イ・ドンゴンは飛び降りる必要はなかった。しかし、「この状況でミンソクがじっとしているわけがない」と主張し、大きなバスタオルを3枚も用意してきた。制作陣は、彼の誠意に感服し、海に押しやった。しかし、すぐに終わると思われた撮影は、2日連続となり、俳優3人もクタクタになってしまった。さらにコン・ヒョジンは、ひどい風邪にかかり、熱にうなされてしまったのだった。

Copyrightsⓒgoodday & wowkorea.jp 2003/10/05
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