【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)の金仲秀(キム・ジュンス)総裁は8日、来年の韓国経済見通しについて、「マイルド・リセッション(穏やかな景気後退)まではいかないだろう」との見解を示した。
 韓国銀行の金融通貨委員会が政策金利を3.25%に据え置いた直後に、記者会見で明らかにした。金総裁は「欧州中央銀行(ECB)総裁がマイルド・リセッションに言及したが、韓国は状況が異なる」と述べた。これは政策金利の引き下げの可能性を遠まわしに否定する発言だ。
 また、来年はインフレ期待心理に対する圧力が今年より少ないとし、成長ペースは長期的な潜在成長ペースを維持すると予想した。
 一方、欧州支援のため、20カ国・地域(G20)レベルで国際通貨基金(IMF)財源拡充などが協議されていると説明。対外依存度の高い韓国が国際社会に寄与するのは当然だとし、支援の可能性を示唆した。

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