“経験”がある人でなければ理解しづらい。離婚後も、古くからの恋人のように、時にはうっとうしく、時には切なく残る感情を交わしながら、途切れそうな関係を続けていくドンジン(カム・ウソン)とウノ(ソン・イェジン)。
SBS月火ドラマ『恋愛時代』の主人公カップルは、離婚から 1年6ヶ月が過ぎたが、行きつけのパン屋と居酒屋で常に出くわし、別れる際にそれぞれ相手が忘れていったブラジャーとアダルトビデオを渡し合い、結婚記念日には結婚式を挙げたホテルが送ってくれた割引券で一緒に食事をする。

オ・ユナ の最新ニュースまとめ

何気なさを装い新しい恋人を紹介しておきながら、その進行状況を把握するために神経を逆立てる行き違ったカップル、そして、その友人が交わすセリフは、未婚男女の青臭い愛とははっきりと一線を画し、30~40代の女性視聴者を引きずり込んでいる。4月3日の初回放送から16日までの平均視聴率は13.2%(TNSメディアコリア集計)だ。

<b>関係が壊れた後にも思い出す理由</b>
離婚後、娘と暮らす親友ミヨン(オ・ユナ)と向かい会ったウノ。ウノはきつくしまったジャムのビンのフタを開けられず、食パンをほおばりながら「だから男が必要なの」と言う。ミヨンは「蛍光燈を取り替える時もそう、あれは何気に大変」と話し、ウノは「ベランダの戸が開かない時も男を思い出す」と答える。

ウノは別れた理由を「これ以上一緒に住んでいたら、顔を見るのも本当に嫌になると思って」と説明する。旦那の暴力の末に別れたミヨンは一枚上手だ。「2人とも、結末を見ないで別れたから未練が残ったのよ」
急な時に助けを求めるのも、キラキラと輝く新しい恋人ではなく、以前の夫だ。居酒屋でもめた挙句、ケンカして警察署に行ったウノは、ドンジンを呼び出す。後始末をしたあと吐き出すドンジンの言葉。「女が1人で酒を飲むからこんなことになるんだ。もう二度とするなよ」

<b>ひねくれた愛情表現</b>
ドンジンはウノが、ウノはドンジンが相変わらず恋しい。切ない気持ちとは裏腹に、口では常に逆のことを言う。
「クリスマスイブには何するの?」(ドンジン)
「さあね」(ウノ)
「さあね?約束がないことはわかってるんだ。意味もなくもったいぶって、後で後悔しないよう、誘ってくれる人がいる時に“はい”と言えよ」
車に轢かれそうになったウノを助けたドンジン。「ちゃんと前を見て歩けよ。俺がお前を助けたんだぞ、ありがたいだろう?」
彼らの復縁を願うドンジンの友人は、さらにもどかしく思っている。「あいつはいつも一言多い」
近寄っては遠ざかるような彼らは、確信がない。
「また始めればまた傷つけてしまう。今俺たちが笑ったり騒いだりしていられるのは、離れているからできるんだ」(ドンジン)
「あなたとまた始めたとしても、私はずっとガタガタ言うわよ」(ウノ)

<b>元妻の想い-前夫のために忠告</b>
ウノは素敵な教授(ソ・テファ)と、ドンジンは料理専門家(ムン・ジョンヒ)とつき合い出すが、“恋する1人息子を見守る未亡人の心情”と“1人娘を嫁がせる男やもめの心情”で、忠告をいとわない。
「はしの使い方を早く覚えてよ。前の奥さんは何を教えてたんだって思われるでしょ」
「じゃあ俺もひとつだけ忠告する。食事する時、これおいしいでしょう、あれおいしいでしょうっていちいち聞くのやめろよ。なんとなくイライラする」
「食事する時に音を出さないで。みっともないから」
「お前歩き回りながら歯みがくのやめろ、汚ない。俺はお前のせいで夜も眠れない」
「気にしないでよ」
「ブサイクな元女房がどんくさいのに、気にしないでいられるか」
2話分の放送を残した現在、進み具合はドンジンが勝っている。彼は新しい恋人と結婚式を挙げ、ウノの気持ちは悲しみに沈む。

<b>(モノローグ)
「あの日、あの時間のことがまるでデジャビュのように感じたのは、すでにわかっていたことだから、いつかはこんな日が来るとわかっていて準備をしていたから、慣れるために想像の中で何回も繰り返して、心を痛めたシーンだから…。それなのに何の役にも立たなかった…」</b>


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