外貨準備による欧州支援は考えていない＝韓銀総裁

【ソウル聯合ニュース】韓国銀行（中央銀行）の金仲秀（キム・ジュンス）総裁は5日、外貨準備を活用した欧州支援について、考えていないと述べた。
　金総裁は同日、世界銀行と共同主催する外貨準備の運用に関する国際フォーラムを前に記者と懇談し、「まず、欧州が自ら問題を解決できるか見守る必要がある」として、9日に開催される欧州連合（EU）首脳会談の結果をみてから判断すべきと話した。
　中国は、欧州の財政危機解決のために自国の外貨準備を活用しないと表明している。
　欧米や日本など主要6カ国の中央銀行がドル通貨交換（スワップ）協定の金利を大幅に引き下げる中、韓国が日本、中国と結んでいるドルスワップの金利を引き下げる可能性についても「考えていない」とした。
　韓銀は5、6日にソウルで、アジア太平洋地域16カ国の中央銀行高官や世界銀行、アジア開発銀行（ADB）、国際決済銀行（BIS）の関係者を招き、外貨準備の活用に関連したフォーラムを開催する。