【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が1年前の延坪島への砲撃事件に言及し、韓国政府が南北関係改善に向け、行動を示すべきだと指摘した。
 北朝鮮の対韓国窓口機関「祖国平和統一委員会」が運営するウェブサイト「わが民族同士」は、「南朝鮮(韓国)軍部による軍事的衝突から1年となる。南朝鮮軍部は平和を望む民族の願いに反する行動をしている」とし、韓国側が西北島嶼(とうしょ)の一帯で戦力を補強したことを非難した。北朝鮮のメディアが延坪島事件に言及するは今回が初めて。
 また、「片手に刀をもち、対話を力説しても信じる人はいない。南朝鮮当局に必要なのは言葉ではなく、行動」と主張した。
 韓国国防部の金寛鎮(キム・グァンジン)長官が先週、「韓国軍はこの1年間、敵がい心を燃やし、激怒してきた。敵(北朝鮮)の挑発に対しては徹底的に対応すべき」と発言したことにも触れ、韓国軍当局が挑発行為を正当化して緊張局面に追い込んでいると非難した。

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