【サンフランシスコ聯合ニュース】デザインを盗用したとして米アップルが提訴し、ドイツ地裁が販売差し止めを決定したサムスン電子のタブレット型端末「ギャラクシータブ10.1」について、同社はデザインを変更して再発売した。名称も「ギャラクシータブ10.1N」に変更したと、ドイツメディアのモビフリップなどが16日に報じた。
 モビフリップはこの日ホームページに、販売が禁止された金属フレームがある従来品と、それをなくした新製品を比較できるよう並べて掲載した。新製品は現地でインターネットで販売されているという。ただ、サムスン電子からの公式的な情報を確認できない状況で、正確に外観上の変更部分を区別するのは難しいと指摘した。
 国際特許専門家は、アップルが新製品についても特許侵害で販売差し止めの仮処分を申請する可能性も排除できないとして、サムスン電子に慎重さを求めた。
 サムスン電子は以前にも、オランダの裁判所からアップルの「フォトフリッキング」技術の特許を侵害したとして販売禁止の決定を受け、自社が開発した技術に変更して再発売している。

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