【ソウル聯合ニュース】韓国銀行の金仲秀(キム・ジュンス)総裁は11日の記者会見で、イタリアの財政危機について、「ほかの欧州諸国に拡大することはない」との見通しを示した。
 また金総裁は、「韓国のエクスポージャー(投融資残高)のうち、イタリアの占める割合は1%にも満たない」とした上で、欧州の銀行はデレバレッジ(債務圧縮)に乗り出さざるを得ないため、注意深く観察していくと述べた。
 金総裁はこの日、韓銀金融通貨委員会が政策金利を5か月連続で年3.25%に据え置いたことについては、「通貨政策は緩和基調にあり、国内外の経済の変化に柔軟に対処していくとの原則に変わりはない」と説明した。政策金利の据え置きは満場一致で決まり、引き下げに関する意見は出なかったという。

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